カイト

白い綿の様な種が舞っている

カイトを飛ばせば

気持ちは鳥の様

 


光景は遥か先

空想と幻の間

そうだ

この指を離せば

無くなってしまうけど

 


ありがとうバーニー

あの言葉が

今になって分かった気がするんだよ

また会えるよバーニー

このカイトが

どこか

遠くの国まで飛んだらいいな

 


黄色い花が花が咲く頃

僕も旅に出よう

手紙を書くよ

知らなかった事

知った数々を

 


後景は遙かになり

空想も幻も此処に

そうだ

この指はまだ先を

指している

息を深く吸い

 


ありがとうバーニー

あの言葉が今

こうして踏み出せた

日々になったんだよ

また逢えるよバーニー

あのカイトは

まだ僕に届かない

先へと

飛んでいるかも