竜の背に乗り花束を

炎を吐く竜に乗り

魔王の子と呼ばれ

それでも鏡には

なんでもない人間がいる

僕には東の国に愛する人がいて

婚約を申し込むつもりだ

彼女は使徒

初めて普通に会話できたり

初めて普通に接してくれた

とても大切な人だ

彼女の為に何を焼き尽くせば良いか

それしか知らないし

出来ないと言うと

彼女はとても哀しそうに笑って

これから沢山の事を一緒に学びましょう

私は愛する事しか知らないわ

それがどれだけ残酷な事かと

魔王の子は哀しそうに笑った