残花、謳歌、零

とても静かな生活で

豊かでなくとも温和な毎日

それでも足りない

それでも欲しいと

貪欲さが唸る

常習性や過剰を受け入れて

昇華するのは

吐き出した血の音楽だけ

君も

君も

何処かに離れて

残された私の花畑

いつか私も消えて

花も枯れていく 

種はあるかは解らない

何処かに届けよと

唯只管に

育て

百年先に誰かが

種を見つけ水をあげれば

綺麗な花が咲くでしょう